19~20世紀の地方の弦楽器工房 - ピエモンテ地方

まずグアダニーニ家の流れをくむフランチェスコ・プレッセンダ(1777-1854)と彼に続くジュゼッペ&エンリーコ・ロッカ(1807-1865) の名を挙げることができます。
 1800年後半のトリノではマレンゴとリナルディの工房で修業をしたアンニーバレ・ファニョーラ(1865-1939) 、さらに同時期に活躍したカルロ・オッドーネ、エンリーコ・マルケッティ、ベネデット・ジョッフレード(通称リナルディ)、エンリーコ・クロドヴェオとピエートロ・メレガーリ兄弟などが名を馳せる職人でした。
 彼らの後を引き継ぐトリノ派の職人としてはプリニオ・ミケッティ、ブルーノ・カルロ・コロンボ、アンセルモ・クルレット、シルヴィオ・トゥーア、アルナルド・モラーノ、エヴァーシオ・エミリオ・グエッラなどの名を挙げることができます。
 さらにソレーロで活躍したピエートロ・ガッリノッティ、ノヴァーラで活躍したキアリッシモ・ボンダネッリなどがこの地方の代表的な職人です。