19~20世紀の地方の弦楽器工房 - リグーリア地方

1800年の後半、ジェノヴァではニコロ・ビアンキ(1803-1880)とその弟子のエウジェーニオ・プラーガ、独学で職人になったエルミーニオ・モンテフィオーリ、トリノ出身のエンリーコ・ロッカ(1847-1915)らが活躍しました。
 ボローニャでジュゼッペ・フィオリーニの弟子だったオレステ・カンディ(1865-1938)は1886年にジェノヴァに移り住み、2年後に彼の下にやって来た弟のチェーザレと共に工房を開きました。パオロ・デ・バルビエリ、ジュゼッペ・レッキ、アンドレア・コルテーゼはチェーザレ・カンディの弟子、ロレンツォ・ベッラフォンターナはオレステ・カンディの弟子です。
 ジェノヴァではさらにジュゼッペ・フィオリーニの弟子のジュゼッペ・カスタニーノが、またアラッシオではジョヴァンニ・バッティスタ・ガイビッソが活躍していました。